米国モーゲージ債券運用戦略

米国モーゲージ債券運用戦略

米国モーゲージ債券運用戦略

 
 
概要

モーゲージ関連証券に分散投資することで、魅力的な水準のインカムを継続的に獲得することを目指します。主な投資対象は、モーゲージ・パススルー証券、モーゲージ証券(MBS)、資産担保証券(ABS)、モーゲージ担保債務証書(CMO)、商業用モーゲージ証券(CMBS)等のモーゲージ関連証券となります。

 
 
運用手法
運用哲学

バリュー投資を重視した運用哲学を採用しています。債券価格には、経済成長率、インフレ率、クレジット・リスク、期限前償還リスク等の市場予想に関するさまざまな要因が織り込まれていますが、市場は将来の事象を正確に予想できないと考えます。特に、示唆される市場予想が極端な水準にある場合に顕著と言えます。

バリュー志向の運用戦略として、示唆される市場予想が極端な水準にある状況を特定し、こうした状況に内在する潜在価値を捉えることを目指します。こうした投資機会を捉えるために、リサーチ、および規律あるチーム・アプローチに基づいた運用プロセスを実践しています。

 
特徴
統合された運用アプローチ

運用プロセスのあらゆる段階で、堅固な定性分析と包括的な定量評価ツールを用いて、厳格なクレジット運用を行います。MBS、CMBS、CMO、ABS等の「消費者行動の影響を受けやすい」証券全般において専門知識を有しています。

グローバルなリサーチ

リサーチと運用においてチーム・アプローチを重視することで、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント(MSIM)のグローバル債券運用部門の洞察と専門知識を組み合わせて活用することが可能となります。MSIMのリサーチの約80%は社内で行われており、これを外部のリサーチが補完しています。

リサーチおよびポートフォリオ運用

運用に関する意思決定は、債券リサーチの最前線で継続的にリサーチを行い、この分野の実践的先駆者である経験豊富な投資プロフェッショナルからなるチームにより行われます。運用チームの全メンバーの意見が討議されることで、チームの最良の投資アイデアがポートフォリオに反映されるよう徹底します。

 
 
 
運用プロセス
1
トップダウンによるレビュー

市場が各景気サイクルのどこに位置しているのかを判断することに重点を置いています。これを達成するために、雇用、インフレ率、企業および消費者のクレジット、金利サイクル等のマクロ経済要因を評価します。

2
セクター配分

すべてのモーゲージ関連商品の取引価格が、当戦略独自の証券市場の価格データベースが捉えています。証券は、商品の種類、加重平均残存年限・デュレーション、および信用力の安定性により分類されています。続いて、期限前償還・信用損失モデルを用いて、各証券の予想キャッシュフローを計算します。最後に、価格・利回り、および加重平均残存年限・デュレーションの特性が債券ごとに示され、債券価格が割高か、割安か、適正水準かどうか判断されます。

3
銘柄選択

経験豊富なポートフォリオ・マネジャーとトレーダーが、運用目標に最も合致した証券を購入します。厳格な分析とモデリングを取り入れた価値特定のプロセスに従って、投資機会を発掘するとともに投資機会に順位を付けます。続いて、特定された証券が、当戦略のポートフォリオのリスク、運用哲学、ガイドライン、残存期間の特性に適合するかどうか判断されます。

4
リスク管理

リスク管理および寄与度に関して独自のシステムを用いて、ポートフォリオのリスクを日次ベースで測定・管理し、運用パフォーマンスに関する重要な投資決定の影響を評価することができます。信用調査を月次ベースで行い、期限前償還と信用状況に関する追加的なレポートを作成しています。これにより、ポジションを評価し、投資テーマを修正する必要があるかどうか判断できます。

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主な運用担当者  
Gregory Finck
Gregory A. Finck
 
マネージング・ディレクター
Matt Buckley
Matthew T. Buckley, CFA
 
エグゼクティブ・ディレクター
 
 
 
 

リスクについて

受託資産の運用は、受託資産に組入れられた株式その他の有価証券等の価格変動リスクや株式その他の有価証券等の発行体の信用リスク等による影響を受けます。受託資産の運用による損益はすべてお客様に帰属し、元本が保証されているものではなく、元本損失又は受託資産に関して行われる取引に際し預託すべき委託証拠金その他の保証金の額を上回ることとなるおそれがあります。個別の受託資産ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、投資一任契約を締結する際には、契約締結前交付書面をよくご覧ください。

受託資産の運用に係る費用について

投資顧問契約及び投資一任契約に係る投資顧問報酬として、契約資産額に対して年率2.20%(税込)を上限とする料率を乗じた金額が契約期間に応じてかかります。投資一任契約に基づいて投資信託を組み入れる場合は、投資する投資信託に係る費用等が投資顧問報酬に加えてかかる場合があります。また、一部の戦略では投資顧問報酬に加えて成功報酬がかかる場合があります。その他の費用として、組み入れ有価証券の売買手数料、先物・オプション取引に要する費用、有価証券の保管費用等を間接的にご負担頂いただく場合があります。これらの手数料等は契約内容、契約資産の額、運用状況等により異なる為、事前に料率、上限額等を示すことができません。

当ページの情報は、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント株式会社(以下、当社)が、投資一任契約においてご提供する運用プロダクトについての情報提供を目的として作成したものです。本資料は当社が信頼できると判断した情報を元に、十分な注意を払い作成しておりますが、当社はその正確性や完全性をお約束するものではありません。