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転換社債の運用で重要な項目として、以下の3点が挙げられます。
トータル・リターンの重視 |
対ベンチマークでの運用パフォーマンスに捉われず、トータル・リターンを重視します。これによりアクティブなデルタの運用が可能となり、ポートフォリオの最適なリスク・リターンのポジションを構築することが可能となります。 |
グローバルでの魅力的な投資機会に着目 |
CB投資の重要な要因である株式と債券の感応度に着目し、CBに投資します。グローバルに投資することで魅力的な投資機会のユニバースが広がり、ポートフォリオの十分な分散を可能とします。 |
グローバルなリソースおよび洞察 |
運用チームは、独自のマクロ経済分析、資産クラスの分析、金利モデルを活用するとともに、モルガン・スタンレーのグローバル拠点の株式チームや社債チームからの広範な専門知識を生かしながら運用を行います。このようにグローバルなリソースを利用することで、銘柄選択の能力と転換社債の運用力が強化されています。 |
1 | マクロ経済評価 |
運用プロセスは、ポートフォリオの目標とする株式の感応度またはデルタを特定するために、トップダウンによるマクロ経済環境の分析から始まります。社内外のマクロ経済分析と資産クラス分析を利用して、経済指標、市場動向、相対バリュエーションを評価します。 |
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2 | ファンダメンタルズ分析 |
CBの各銘柄の価値をより正確に評価するために、各銘柄の株式の構成要素と債券の構成要素を分けて分析します。 |
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3 | ポートフォリオ構築 |
主にボトムアップの銘柄選択によるセクターおよび地域配分に基づき、100~150の発行体でポートフォリオを構築します。ポートフォリオ構築のプロセスに不可欠なのが株式感応度、クレジット感応度、金利感応度の継続的な管理で、銘柄レベルおよびポートフォリオレベルの両方でリスクが評価・管理されます。為替変動によるボラティリティを避けるために、ポートフォリオはベース通貨に対してヘッジされています。 |