グローバル・ハイイールド債券運用戦略
グローバル・ハイイールド債券運用戦略

グローバル・ハイイールド債券運用戦略

 
 
 
概要

バリュー・アプローチにより、企業および非政府系の発行体が発行するグローバルのハイイールド債券に分散投資することで、トータル・リターンの最大化を目指します。相対価値の観点から投資魅力度の高い銘柄を発掘するボトムアップ・アプローチと、トップダウンによるマクロ分析を併用します。

2%
一銘柄の最大投資比率
80~85%
ミドル・マーケットの発行体への標準的な投資比率
170~190
標準的な組み入れ銘柄数
 
 
運用手法
運用哲学

市場の非効率を収益機会とし、優れたリターンを獲得することを目指します。市場は一部のハイイールド債券の発行体について信用力、特にデフォルト・リスクを正しく理解せず、誤った価格評価を行う可能性があると考えます。ファンダメンタルズに基づくバリュー・アプローチにより、そうした投資機会の発掘に努めます。

ハイイールド債券のユニバースは米国が大部分を占めますが 、欧州およびアジアも投資対象とします。米国では社債発行残高が10億米ドル以下のミドル・マーケットを重視する一方で、欧州およびアジアではクオリティが高くより大型の発行体に注目するという、2つのアプローチを組み合わせています。

規律あるグローバルなアプローチを採用することで、米国のミドル・マーケットへの投資は、市場サイクルを通じてボラティリティを抑えながら、高い利回りを提供できると考えます。また、一般的なハイイールド債券市場と比較してデュレーション・リスクを抑えることが出来ると考えます。通常、ミドル・マーケットの発行体は、信用格付け機関、引受業者、資産運用会社などの市場参加者の精査をあまり受けません。ミドル・マーケットの債券の最も魅了的な特徴の一つは、信用力の堅固な発行体を特定するための詳細なファンダメンタルズ調査を行う運用者の能力に由来すると考えます。その結果、追加的な利回りの獲得による恩恵にも期待できます。

 
特徴
米国のミドル・マーケット・クレジットに注目

通常、ミドル・マーケットの債券はクーポンが高く償還までの期間が短くなっています。デュレーションも短くなることから、マクロ経済リスクが高く金利のボラティリティが高い足元の状況では、特に有効となります。

グローバルな視点

ポートフォリオ・マネジャー、社債アナリストを米国、欧州、アジアの各拠点に擁し、真にグローバルなハイイールド債券運用体制を確立しています。これにより、グローバル・ハイイールド債券市場の様々なセクターや地域から、バリュエーションおよびミスプライシングの観点から魅力的な投資対象を発掘することが可能となります。

ボトムアップによる銘柄選択とトップダウン・アプローチを統合

ボトムアップによる銘柄選択を主要な収益の源泉とするものの、トップダウンによるマクロとバリュエーション評価のアプローチを併用します。これにより、様々な市場環境で魅力的なリスク調整後リターンを創出する最良の投資機会を発掘することができます。

ポートフォリオ構築に不可欠なリスク管理

上述のアプローチにより、市場における最善のリスク・リターン特性を反映するリスクのターゲットを設定することができます。

 
 
 
運用プロセス
1
マクロ分析

ハイイールド債券ポートフォリオにおける最適なポジションを決定するために、社債ユニバースのトップダウンによるマクロ経済的価値の評価からスタートします。これには、マクロ経済環境、企業の収益環境、相対的なバリュエーション、将来の予想デフォルト率等の評価を含みます。景気循環に関する見解からセクターのポジションが決定され、景気循環のどの段階にあるかを踏まえて、最良と考えられるセクターを重視します。景気循環に対する見解は変化するため、通常、セクター配分の調整が発生します。マクロ・チームとアセット・アロケーション・チームの情報が、広範な経済状況を評価するのに役立っています。

2
リサーチ

ポートフォリオの運用プロセスにおいては、ファンダメンタルズに基づいた徹底したクレジット・リサーチが重要となります。ポートフォリオ・マネジャーはリサーチ・アナリストと協力して、新たな投資アイデアの発掘と同時に、既存のポートフォリオの保有銘柄の信用力を継続的にモニターします。ミドル・マーケットのクレジットの信用格付けは本来の信用力を正しく反映していない可能性があり、信用格付けへの配分はファンダメンタルズに基づいたクレジット分析に内在すると考えられます。事業に伴うリスクに対して資本構成が適切であるかどうか把握するために、財務諸表を分析します。分析において最終的に重要なのは、事業の発展と資本構成について、経営陣が計画を実行する意思および能力があるかどうか把握することです。

3
ポートフォリオ構築

主にボトムアップによる銘柄選択(リスク管理のガイドラインに従う)によるセクター配分によりポートフォリオを構築し、米国のミドル・マーケット(社債発行残高が1億5,000万米ドルから10億米ドル)および欧州とアジアのこれより大型の発行体に重点投資します。また、発行体とセクターの分散に留意します。

4
ポートフォリオのモニタリング

保有銘柄を継続的にモニターします。クレジット・リサーチ・チームは日次および週次の定例ミーティングで、メンバー全員が様々な意見や投資アイディアについて議論し、これらの中から最良のアイディアをポートフォリオに反映します。これらの定例ミーティング以外にも、議論は日常的かつ絶え間なく行われます。チーム内の議論は我々の投資哲学の主要な要素となっており、投資アイディアの確認は徹底的に実施されます。市場リスク、デュレーション、ボラティリティ、クレジット・リスクの測定とモニタリングは、当チームのポートフォリオ構築プロセスに不可欠な要素となります。

5
リスク管理

リスク管理は運用プロセスにおいて不可欠な部分です。分散投資、信用リスクのプロテクション、流動性を通じて、ポートフォリオを様々なリスクから守ります。ポートフォリオがバランス良く構築され、単独のリスクが支配的にならないよう留意します。リスク管理のために詳細な分析を伴う強力なモデリング・システム以外にも、さまざまな管理手法を使用して、お客様のポートフォリオのリスクをモニターしています。さらに、各ポートフォリオに対してブラックロック社の「アラディン」に投資ガイドラインを暗号化して入力します。これにより各ポートフォリオの運用が適切に行われるとともに、コンプライアンスとリスク管理部門によるポートフォリオのモニタリングが効率的に実施されています。

 
 
運用担当者
マネージング・ディレクター
マネージング・ディレクター
エグゼクティブ・ディレクター
 
 
 
 

リスクについて

受託資産の運用は、受託資産に組入れられた株式その他の有価証券等の価格変動リスクや株式その他の有価証券等の発行体の信用リスク等による影響を受けます。受託資産の運用による損益はすべてお客様に帰属し、元本が保証されているものではなく、元本損失又は受託資産に関して行われる取引に際し預託すべき委託証拠金その他の保証金の額を上回ることとなるおそれがあります。個別の受託資産ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、投資一任契約を締結する際には、契約締結前交付書面をよくご覧ください。

受託資産の運用に係る費用について

投資顧問契約及び投資一任契約に係る投資顧問報酬として、契約資産額に対して年率2.16%(税込)を上限とする料率を乗じた金額が契約期間に応じてかかります。投資一任契約に基づいて投資信託を組み入れる場合は、投資する投資信託に係る費用等が投資顧問報酬に加えてかかる場合があります。また、一部の戦略では投資顧問報酬に加えて成功報酬がかかる場合があります。その他の費用として、組み入れ有価証券の売買手数料、先物・オプション取引に要する費用、有価証券の保管費用等を間接的にご負担頂いただく場合があります。これらの手数料等は契約内容、契約資産の額、運用状況等により異なる為、事前に料率、上限額等を示すことができません。

当ページの情報は、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント株式会社(以下、当社)が、投資一任契約においてご提供する運用プロダクトについての情報提供を目的として作成したものです。本資料は当社が信頼できると判断した情報を元に、十分な注意を払い作成しておりますが、当社はその正確性や完全性をお約束するものではありません。